10/3 第35回 WINE MARKET PARTYブライドテイスティング挑戦記

初めまして、東京は恵比寿にてワインショップに勤めるうえむらと申します。

 

勤務先のwine@というワインショップについては

改めて別記事にて紹介させていただくとして、

今回は同じく恵比寿にあるワインショップの

ワインマーケットパーティさんで毎週月火に開催されている

ブラインドテイスティングに今週も挑戦してきたので

備忘録も兼ねて今回の挑戦内容について記載していくう。

 

第35回今週のお題

ワインマーケットパーティさんで開催されているブラインドテイスティングでは

毎週3種類のワインが出題される。

白1種類に赤2種類の時もあれば白2種類に赤1種類、

はたまた泡、白、赤1種類ずつなんてときもあった。

それぞれに国/地域、主要品種、収穫年、アルコール度数と予想していく。

 

今週は白1種、赤2種というラインナップ。

今週のお題 白1種赤2種

ぱっと見の印象として、やや色みの濃いめの白と

薄め赤&濃い赤の組み合わせ。

 

1杯目、白ワイン

まずは白から。

最初思った通り色味はめっちゃ濃いわけでもうっすい感じでもなく、

程よく色付いている。

 

香りの第一印象としては、レモンやライムの涼しげな柑橘系。

そんなに香りが強く立っている感じはしないけど、、、

ふんわり塩っぽみもあって、タルト生地的なふんんんわりとした香ばしさも感じる。

お花はそんなに強く感じられず、

どちらかというとアロマティックというよりはニュートラル系かしら…?

奥の方からややライチ的な親しみフルーツもひょっこり感じられる、気もする。

 

などと思いつつ一口。

あんま!残糖たっぷり系だ!

え、ニュートラル系とか思ったけどリースリングとかゲヴュとかそっち系?

酸は、ズドンってぶっとい感じではない。

とはいえ最初は甘みに隠れているけど、後味にじわじわと感じられるから弱くはない。

アルコール感もそこそこ感じられるし、

酸の感じからドイツではなさそうと予想して

フランス/アルザス リースリング 2020年 13.5%

と予想。

 

最初ニュートラル系かな?と思ったけど、

最後戻ってきて改めて確認したら

リースリングらしい可愛らしくて華やかな香りも感じられて

多分、きっと、おそらく、たぶんいけてるはず。多分。

 

2杯目、赤ワインその1

明るい色調の赤ワインその1

続いて2杯目、赤ワインその1。

色調が明るく、縁も明るい。茶色みはまだ感じられないけど紫みも抜けている。

外観だけからいくと

ピノ・ノワール、ガメイ、マスカットベーリーA系かな。

 

と思いつつ香りをとってみると

意外とジャミってるというか、、熟した果実感のある香りで

あれ?ギャップ萌え?といった印象。

なんとなく南から吹いてくる風を感じる香り。

イチゴなどの赤ベリーもいるし、ブラックベリーもふんわり感じられる。

甘草とかバニラの樽っぽい甘い香りも。

なんとなくピノではなさそうな香りかしら、、?

 

ところがどっこい味わいはピンと張った酸味が心地よい。

これはピノっぽい酸だな…。

そう思って改めてかいでみると、ピノっぽい香りににも感じられるから不思議。

 

じゃあピノだとして、どこだろう。

アルコール感はまあまあありそう。

このアルコール感と樽っぽさ。

NZだともっと明るい可愛らしいイチゴ!!!って感じがあるし違うかな。

ブルゴーニュでもきっとないかな。

じゃあアメリカ?

このややぬくい果実の香りのイメージは

カリフォルニアというよりはオレゴンっぽい?

ということで

アメリカ/オレゴン ピノ・ノワール 2021 13.5%

でファイナルアンサー。

 

1つ目の白に引き続き、香りの第一印象からひっくり返しての回答。

これが凶と出るか吉と出るか……。

 

3杯目、赤ワインその2

赤ワインその2 向こう側が見えない程の濃さ

最後3杯目の赤ワインその2。

色濃いと思ったけど、濃いなんてもんじゃない。

向こう側に置いたボールペンが一切透けて見えない程の濃さ。

JSAのソムリエ/ワインエキスパートの二次試験だと

「澄んだ、輝きのある」をノールックで自動的に選んでいたけど

(※あくまでも大昔うえむらが試験受けたときの話です)

これはどちらかというと「澄んだ、落ち着いた」の方がしっくりくるような色調。

縁にも茶色みが表れ始めている。

 

香りからも熟成感がしっかりと感じられる。

ややピークを過ぎて過熟しちゃった果実の香りとか落ち葉とか。

干しプラム、コーヒー、ロースト、ほんのり鉄っぽさもある。

動物的なニュアンスはそんなに感じられないかな。

 

タンニンはしっかりと感じられるけど程よく溶け込み始めている感じ。

そして香りの印象と比べて味わいは意外にフレッシュさを残している。

色の濃さやタンニンの感じから候補としては

カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、マルベック、

ジンファンデル、アリアニコ、カルメネールらへんかしら。

CSは先週出たしなあ、というメタい思考はいったん今は横に置いといて、

でもどれもピンとこないというか、これといって決定打に欠ける。

なんとなく色の濃さからマルベックかなあ?と思いつつ

そこまで高く感じられないアルコール感に違和感を覚えて…。

チョコっぽい樽使いからカルメネールもありそう、だけどアルコール感以下同文。

 

少し時間を置いたら醤油っぽい香りが出てきて

なんとなくそれがCSとかメルローっぽいなー、じゃあ先週CSだったしメルローかな。

ということで

チリ/アコンカグア メルロー 2016 14%

で着地。

 

てかテンプラニーリョの存在忘れてたな、とこれ書きながら気付いた。

え、テンプラな気がしてきた。

 

総括

修正後の写真を撮り忘れてしまった…

ということで今週の提出した内容は

1、フランス/アルザス リースリング 2020年 13.5%

2、アメリカ/オレゴン ピノ・ノワール 2021 13.5%

3、チリ/アコンカグア メルロー 2016 14%

 

3杯目は迷走の上、書き直したんだけど、

書き直した後の写真を撮りそびれちゃって証拠なし、やっちまった。

 

正解発表は明日4日(水)の20時半ごろインスタやFB上で行われる。

毎週正解発表近くなるとソワソワして

ワインマーケットパーティさんのインスタを更新しまくるマンと化す。

 

今週も例にもれずソワソワしながら座して正解発表を待ちます。