2/12 第53回 WINE MARKET PARTYブライドテイスティング挑戦記

先週2位をとった栄光の賞味期限がそろそろ切れ、今週も新たにチャレンジするときがやってきました。さて先週に引き続き絶好調なのか、はたまたまたしばらく不調の海に潜り込んでしまうのか。

早速今週の挑戦を振り返ってみよう(*σ・ω・。)σ

 

今週のラインナップ

今週の出題は白2種、赤1種。

奥の木目の影響で2杯目の白ワインの方が濃く見えるけど

白い紙挟むとやや1杯目の方が色みがついているというか、ほんんんんんんのりオレンジ?ピンク?がかってる。グリ系とか疑っちゃうよね。

ということでまずは1杯目から見ていく!

 

1杯目、白ワインその①

先述の通りややオレンジというかピンクっぽい外観で、粘性はわりとサラリとしている。

そして香りがとにかく華やかで甘い。なんだろう、アロマティックでフルーティ。洋ナシ、黄桃、グァバ、メロンその辺のリッチで甘い果実の香りにクリーミーさとお花も追加した独特なアロマ。

思いつくとしたらリースリング、ゲヴュルツトラミネール、アルバリーニョ、ピノ・グリ、トロンテス、グリューナー、ヴェルデオ、、

でもなんとなくフルーティーでアロマティックの代表選手リースリングやゲヴェではない気がするんだよね。となるとやっぱり色味的にもピノ・グリとかあるのかな。

そういえば年末に間違えたトロンテスとかこんな感じじゃなかったっけ?

香りがとっても特徴的だから香りだけでぐるぐる考えちゃってたけど、分からないので味もみてみる。

 

ちょっと意外だったのが結構口当たりもボリューミーなところ。香りのキュートな印象から、もうすこしサラリとした味わいなのかと予想していたけど、甘みも酸味もしっかりある。

ますます分からない。

 

本命はトロンテス、ピノ・グリ。あとアルバリーニョもちょっと候補かな。ただいずれにしても香りも味もこんなに甘かったっけ…?という疑念が。

ただもう考えても分からないので覚悟を決めて

 

アルゼンチン/サルタ トロンテス 2022 12.5%

でファイナルアンサー。

 

一緒に挑戦しに行った我らが豊田店長は日本のナイアガラって答えたらしく、それ聞いた瞬間、「完全に納得した、絶対それだ。全然選択肢に上がらなかったわ。完敗、拍手👏」って気持ちになってたんだけど、

今朝例によってblind wine tastingさんのYouTube動画のピノ・グリの回見てたら、今度はやっぱりピノ・グリだったのでは……。という気持ちになったり。

 

www.youtube.com

 

ピノ・グリは候補に上がってたんだよな~。ピノ・グリだったら落ち込む笑

 

2杯目、白ワインその②

2杯目はやや緑がかった色調。

香りにもはっきりと草とか緑っぽい香り。これはソーヴィニヨン・ブランで間違いないでしょう。問題はどこか、なんだよな。

とっても鮮度のいい生のみずみずしいピーマンの香り。昔小学生のころ家族でよく庭先でBBQしてたんだけど、その時ただ半分に切っただけのピーマンを焼かずにそのまま生で食べるの好きだったな~って思い出がよみがえるほどに生ピーマンの香り。

グレープフルーツとかのフルーティさはあまり感じられないし、NZではないと思うな―。きっととっても冷涼産地なんだろうな。

 

このフレッシュピーマンの爽やかな香りが、チリの海辺でセビーチェと一緒にいただきたい、そんな雰囲気をまとってるんだよね。パクチーとかセロリとかと一緒に細かく刻んだピーマンも一緒に混ぜ込んだセビーチェ。ライムをギュっと絞って一緒に食べたらめちゃくちゃ合うんだろうな。なんて妄想がはかどったので

 

チリ/レイダ・ヴァレー ソーヴィニヨン・ブラン 2022 13%

と予想。

 

後からロワール派の意見を聞いて「たしかにロワールかも」って思ってからまた自信を失った。ダメだこりゃ。

 

3杯目、赤ワイン

3問目の赤ワインは中心黒くて縁が茶っけてきてる。濃そうに見えるけど意外と粘度もそんなに高くなく普通め。

果実の香りが全然とれなくて、お醤油とか黒酢っぽい熟成してますね~な香り。あとトマトジュースとかトマト缶のような加熱したトマトの香りとブラックオリーブの香りもある。そしてやや煙たい。

 

たまに香りとか味に色を感じることがあるんだけど、このワインは味わいがとっても黒く感じる。(その辺もう少し言語化できたら解像度上がりそう。)

タンニンがとにかくしっかりとあって口の中がザラつく感じ。果実はやっぱりさようならしてて、酸は意外とそんなに高くない。

タナ、テンプラ、ネッビ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、マルベック、シラー、アリアニコ、、、とタンニンつよつよな品種ローラーしてもなんかしっくりこない。いかんせん品種特徴がつかめれていない気がする。

 

第一印象のお醤油とかの醤っぽさはちょっと熟成させたマルベックに感じるんだけどさすがに2週連続マルベックってことはないだろうし(突然のメタ読み)。

このトマトとブラックオリーブからイタリアの可能性を探ってみる。アリアニコ、にしては酸が低い気がするんだよね。そろそろアリアニコ出そうだなってヤマ張ってはいるんだけど。

南イタリアで他ないかなと思ってたどり着いたネグロアマーロ。きっと違うと思うけど今まで出してきたタンニンつよつよちゃんの子たちよりは納得感あるなって思って

 

イタリア/プーリア ネグロ・アマーロ 2015 14%

と記入。

 

これに関してはまったく自信ない。今考えればちょっと古めなメルローとかもありそう。

 

総じて今回は全く自信がない。栄光の1週間は既に過去のものと割り切って、次回また浮上できるまで深く深く潜って息をひそめてよーっと。

今夜の発表までまたしばらく悶々とする。